学園長コラム No.3

2017年11月28日

昨年11月の農業競争力強化プログラムの中に卸売市場法見直しがありました。
現行法は市場に様々な規制を設けていますが、市場も法改正により自由度を上げ存在感を増していく必要があると思われます。
市場外流通の拡大は目覚ましい。
「卸売市場のシェアは、青果、水産でピーク時に比べて2/3程度に低下」と農水省は分析しています。

現在市場では受け取り拒否ができない決まりになっています。
そのかわり買取価格は安くなってしまう面もありますが。
法改正によって拒否が可能になると、市場の流通安定化機能は置いておいて競争原理で動く必要性に迫られる。
条件のいい大手生産者との取引が優先されると思われます。
小規模・個人の生産者は今よりいっそう市場外流通へ流れることになるかもしれません。

生産への助成金も大規模化を後押しするものが目立つようです。
いろいろな面で小規模農家は経営が厳しくなっている気がします。
新規就農者で意欲のある人は独立就農を目指すケースも多く見られますが、小規模ではやりづらくなる一方では新たな成り手が減少してしまうのではないかと心配です。