学園長コラム No.8

2018年03月09日

アメリカのアピールサイエンシズという会社が、農産物の腐敗を防ぎ2倍長持ちさせる被覆剤を開発したそうです。

水生生物が陸上で生きるため作り出す保護膜にヒントを得て、果物の皮に含まれる脂質など天然由来の原料から作り出された液体。
世界の飢餓に何か対策がないかと考えたCEOのジェームズ・ロジャーズ氏がアイデアを思いつき製品化。
まずは一部の生産農家を対象に販売するそうです。
 
世界の食糧事情を変える可能性のある、非常に魅力的な商品と感じますが、今後普及するかどうかは、どのぐらい価格が下がるかにかかっていると思います。
飢餓地域で利用されるためには高価では無理です。
アピールサイエンシズ社も、自社の利益確保のために特許も取得していますし、被覆剤の散布作業を行う生産ラインをパッケージで販売することを考えているようです。
農薬大手など他社が参入してくる可能性もあり、アピール社も油断はできない状況。
各企業の利益確保を考えると、そう簡単に価格は下がらないのでしょう。

でも何とか普及してほしい。
腐敗による食品ロス “もったいない”が減り、飢餓の抑制に繋がることを期待します。